旧居留地(神戸市): 神戸郵船ビル

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神戸郵船ビル
神戸郵船ビル
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歴史・観光・見所
神戸郵船ビル概要: 元々は明治元年(1868)に設置された米国領事館があった場所で海岸沿いはメリケン波止場とも呼ばれました。その後、日本郵船の所有となり大正7年(1918)にその神戸支店の建物が建てられました。当時の日本郵船は国内最大の貿易会社として財力と格式を持っていた事から、当建物もそれに恥じない豪勢な造りとなりました。設計は曽禰中条建築事務所で設計者である曽禰達蔵はイギリスの建築家で政府から技術者として雇われていたジョサイア・コンドルに師事し日本の建築家の先駆けとなった人物です。もう1人の共同設計者中條精一郎はイギリスに留学し建築を学び多くの作品を残しました。建物は当時ではまだまだ珍しい鉄筋コンクリート造3階建てで、外壁は石貼り、開口部は縦長の上げ下げ窓、2階の蛇腹、3階開口部左右の円柱など当時の洋風建築の要素が取り入れられています。特に正面中央部に意匠が集中し3階開口部はアーチ状の半円形窓、1階入口上部の植物の蔓を模した庇などが見られます。新築当初はドーム状の屋根が採用され建物全体にも華やかな意匠が施され一際目立つ建物でしたが昭和20年(1945)、太平洋戦争中に起こった神戸空襲の戦禍により大きく被害を受け現在のように改修されました。
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