六条八幡神社概要: 六条八幡神社の創建は長徳元年(995)、基灯(周防国の僧)が円融寺を開いた際、鎮守社として八幡三神の分霊を勧請したのが始まりと伝えられています。保安4年(1123)、当時の領主源為義が、京都の屋敷(六条西洞院)からた石清水八幡宮の分霊(左女牛八幡宮)を勧請合祀しています。又、一説には文治元年(1185)、源頼朝が左女牛八幡宮に山田庄を与えた際、分霊が勧請されたとも云われています。以来、山田郷13ヶ村の総鎮守として崇敬され歴代領主の庇護もあり社運も隆盛します。古くから神仏習合し神宮寺が祭祀を司ってきましたが明治時代初頭に発令された神仏分離令とその後の廃仏毀釈運動により神宮寺が廃寺となり神社として独立しています。現在でも境内には三重塔(文正元年:1466年建築・檜皮葺・総高13〜19.1m・世話人:鷲尾綱貞・棟梁:藤原周次・小工藤原光重・国指定重要文化財)や薬師堂(寄棟・本瓦葺・桁行3間・梁間2間)が残され神仏習合時代の名残が見られます。
六条八幡神社の文化財
・ 三重塔−文正元年−国指定重要文化財
・ 本殿−貞享5年−神戸市指定文化財
・ 能舞台−神戸市指定文化財
・ 流鏑馬神事−登録無形民俗文化財
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