蓮花寺概要: 蓮花寺の創建は奈良時代、天竺から紫雲に乗り当地を訪れた法導仙人によって開かれたのが始まりとされます。平安時代中期以降、多田源氏が庇護したことで寺運が隆盛しました。その後、一時衰退しましたが慈心坊尊恵が中興し再び栄えています。現在の山門は荒木村重の謀反により織田勢が侵攻し焼失、その後豊臣家の命で家臣である片桐且元が再建したと伝わるもので寄棟、茅葺、三間一戸、八脚単層門、左右に運慶作と伝わる仁王像が安置され享保19年(1734)京都門跡尼寺宝鏡寺より贈られた山号額が掲げられています。境内最奥地に建てられた多宝塔は設計図が残る塔としては三田市唯一のものとして貴重なものとされます。
蓮花寺の文化財
・ 山門−室町時代末期−兵庫県指定文化財
・ 多宝塔−文化9年−兵庫県指定文化財
・ 弥陀三尊種子板−嘉暦2年−兵庫県指定文化財
・ 阿弥陀如来像−文永8年−兵庫県指定文化財
・ 脇侍聖観音菩薩・地蔵菩薩−兵庫県指定文化財
・ 胎蔵界・金剛曼荼羅図−室町時代初期−兵庫県指定文化財
・ 一石五輪塔−三田市指定文化財
・ 五輪塔−三田市指定文化財
・ 寺僧良真の供養塔−長享3年−三田市指定文化財
・ 仁王像−鎌倉時代−三田市指定文化財
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