たつの市: 永富家住宅

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永富家住宅
永富家住宅
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概要・歴史・観光・見所
永富家住宅(たつの市)概要: 永富家は永禄年間(1528〜1532年)頃当地に土着した上層農家で、永富家住宅永富家住宅江戸時代には庄屋を歴任し龍野藩にも財政的に援助していたことから名字帯刀が許され上級武士と同格として待遇されていました。屋敷は3089u(936坪)、敷地内には主屋、長屋門、籾納屋、大蔵、乾蔵、内蔵、味噌蔵、東蔵が残されています。主屋は江戸時代後期の文政5年(1822)に建てられたもので入母屋、本瓦葺、平入、東西13間、南北9間、内部には「式台付玄関」、「中玄関」、「玄関の間(畳4帖)」、「鞘の間(畳9帖)」、「上座敷(畳8帖)」、「中座敷(畳8帖)」、「下座敷(畳8帖)」、「上段の間(畳6帖)」、「仏間(畳6帖)」、「中の間(畳8帖)」、「下の間(畳15帖)」、「奥の間(畳6帖)」、「台所(畳6帖+板間)」、「御部屋(畳8帖)」、「土間」、「女中部屋」など28室が配されています。特に永富家は龍野藩主が当地に巡視などに訪れた際には本陣としての役割を持った為、式台付玄関や、上段の間まど格式の高い造りが要求されています。長屋門は文久5年(1808)に建てられたもので、入母屋、本瓦葺き、外壁は大壁造り、白漆喰仕上げ、腰壁は縦板張り、門の両脇には供待部屋が配されています。籾納屋の建築年代不詳、木造平屋建て、西側入母屋、東側切妻(長屋門に接続)、本瓦葺。大蔵は文久元年(1861)に建てられたもので、土蔵2階建、切妻、本瓦葺。乾蔵の建築年代は不詳、土蔵2階建、切妻、本瓦葺。内蔵は文化3年(1806)以前に建てられた建物で土蔵2階建、切妻、本瓦葺。味噌蔵は文化3年(1806)以前に建てられた建物で土蔵2階建、切妻、本瓦葺。東蔵の建築年代は不詳、土蔵2階建、切妻、本瓦葺。永富家住宅は江戸時代後期の上層農家建築の遺構として大変貴重な存在で主屋、長屋門など8棟、板絵図、永富家住宅普請帳(13冊)が昭和42年(1967)に国指定重要文化財に指定されています。
住宅設計案内

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