大同寺概要: 大同寺の創建は大同2年(807)に開かれたのが始まりと伝えられています。当初は天台宗の寺院で寺運が隆盛に境内には五重塔が建立されるなどしましたが、その後衰微します。室町時代前期に月庵宗光禅師が再興し禅宗に改宗開山し、山名時煕はじめ歴代山名氏が庇護した事で再び寺運が隆盛します。その後、度重なる兵火の為、境内が荒廃し天和2年(1682)頃、臨済宗妙心寺派の寺院として再興され、現在の開山堂がその時に建立されたものとされます。開山堂は入母屋、桟瓦葺、裳階付きの禅宗仏殿形式で、桁行10.7m、梁間10.7m、江戸時代中期に建てられた仏殿建築の遺構として貴重なことから兵庫県指定文化財に指定されています。
大同寺の文化財
・ 大同寺開山堂−天和2年着工−兵庫県指定文化財
・ 大同寺山門−朝来市指定文化財
・ 観音山出土陶棺−古墳から出土−朝来市指定文化財
・ 木造月庵宗光坐像−朝来市指定文化財
・ 大同寺古文書−朝来市指定文化財
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