| 大国寺概要： 大国寺の創建は大化年間（６４５〜６５０）、天竺から紫雲に乗って日本に来たという法道仙人（空鉢仙人）によって開かれたのが始まりとされます。その際、自ら薬師如来像を彫り込み安置したとされ寺運が隆盛しました。天暦年間（９４７〜５７）の兵火により堂宇、記録、寺宝が焼失し衰微しましたが正和年間（１３１２〜１７）、花園天皇の勅願により再興され安泰山大国寺の寺号を賜っています。その後は歴代領主や篠山藩主から庇護され寺運が隆盛し本堂他数多くの寺宝を所有しています。現在の本堂は室町時代中期に建てられたと推定される建物で入母屋、銅板葺、桁行５間、梁間４間、唐様と和様の折衷様式、国指定重要文化財に指定されています。
大国寺の文化財
・ 大国寺本堂−室町時代初期−国指定重要文化財
・ 薬師如来像−藤原時代−国指定重要文化財
・ 大日如来像−藤原時代−国指定重要文化財
・ 阿弥陀如来−藤原時代−国指定重要文化財
・ 持国天像−藤原時代−国指定重要文化財
・ 増長天像−藤原時代−国指定重要文化財
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