大龍寺:兵庫県神戸市

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【 概 要 】大龍寺兵庫県神戸市)は神護景雲2年(768)に称徳天皇の勅命を受けた和気清磨呂により創建された寺院です。伝承によると和気清磨呂が新たな寺院の境内地を探し当地を訪れた際、清磨呂を狙う暗殺者が突然襲ってきました。清磨呂は咄嗟に仏に念じると、不思議な事に大蛇が出現し暗殺者を退治しました。清磨呂は大蛇は観音菩薩の化身で当地を霊地である事を悟り、早速伽藍を造営し「大龍寺」と号したと伝えられています。延暦23年(803)には弘法大師空海が大陸に渡る際、安全祈願を行い、見事念願成就し日本へ再び帰国した際には、再び当寺に参拝に訪れ「再度山」と呼ばれるようになっています。その後も天皇や朝廷から帰依され寺運も隆盛しましたが、鎌倉時代に兵火などで衰微し、南北朝時代に当時の領主赤松円心が善妙上人を召喚し再興を果たしています。しかし、戦国時代に再び荒廃した為、江戸時代初期に尼崎藩の藩主青山幸利の協力を得て実祐上人が再興し「弘法大師八十八ケ所」にも選定されています。古くから神仏習合していた為、明治時代に入り神仏分離令と廃仏毀釈運動により廃寺寸前まで追い込まれましたが、住職の尽力などにより存続されています。山門は楼門造りの建物で異彩を放っています。

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