清荒神清澄寺概要: 清荒神清澄寺の創建は寛平8年(896)、宇多天皇の勅願により比叡山(滋賀県大津市)から静観僧正を招き開いたのが始まりとされます。古くから鎮守社である三宝荒神社と神仏習合し、荒神信仰の中心的な寺院の1つとして日本第一清荒神と称されました。寺運も隆盛し最盛期には境内に七堂伽藍が建ち並び72坊を擁する大寺院として大きな影響力を持ちました。平安時代末期の源平合戦の兵火で多くの堂宇が焼失しましたが建久4年(1193)には勅命が下り、初代鎌倉幕府将軍源頼朝の手によって再建されています。戦国時代の天正年間(1573〜92)荒木村重と織田信長との兵火により再び焼失し、江戸時代末期浄界和上が再興し現在の境内が整備されています。
清荒神清澄寺の文化財
・ 木造大日如来坐像−国指定重要文化財
・ 絹本着色千手観音菩薩像−国指定重要文化財
・ 絹本着色釈迦三尊像−国指定重要文化財
・ 境内自然林−宝塚市指定天然記念物
・ イチョウ−宝塚市指定天然記念物
|